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 ウオッチコレ●男の願い●ブリリアントタイムvol.338
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Watch-Colle ブリリアントタイム
     2017年10月13日 vol.338

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時計好き、アクセサリー好き、Watch-Colle好きな皆さん、こんにちは! Harukaです。

今日もブリリアントタイムを開封してくださって、ありがとうございます!

仕事を少し減らして時間ができたので、久しぶりにWebサイトをいじっています。

最近は、HP制作の知識がなくても簡単に素敵なサイトを作れるテンプレートがたくさんあって、うれしい限り。^^

“モバイルフレンドリー”を謳ったテンプレートで、サイトとこのメルマガを読んでみたら「改行」が気になりました。

そこで、今日のメルマガは、できるだけ改行せず、1文を短く書くことにしました。

私は長い文章を書きがちですが、“1文の短さ”は伝わる文章の基本。

モバイルフレンドリーなメルマガ目指して、ちょっとトライしてみますね。

それでは今日も、まずは、ウオッチコレ新着情報からどうぞ。^^

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└───┘
あなたからのメッセージを心よりお待ちしております。
⇒ webmaster@watch-colle.com

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もくじ

(1)ウオッチコレ新着情報 
2017年9月29日〜10月12日
(2)ショートストーリー『アクタードロップ』
(3)ショートストーリー『男の願い』
(4)ショートストーリー『龍』

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●〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇

(1)ウオッチコレ新着情報 
2017年9月29日〜10月12日

CWC G10 イギリス軍用時計 0552/6645-99 クオーツ 1989年製 USED
http://www.watch-colle.com/watch/CW/cw004sp/CW-004SP.htm

オメガ コンステレーション 168.001 キャップゴールド ビッグケース クロスライン Cal.561 自動巻 OH済 1963年製
http://www.watch-colle.com/watch/OM/om761a/OM-761A.htm

セイコー ダイバーズ 200m PADIコラボ SRPA21K1 ペプシベゼル 逆輸入モデル 自動巻 USED
http://www.watch-colle.com/watch/SK/sk1603sp/SK-1603SP.htm

セイコー サードダイバー 6306-7001 自動巻 OH済 昭和52年製
http://www.watch-colle.com/watch/SK/sk1602sp/SK-1602SP.htm

【美品】セイコー アストロン SBXA035 7X52-0AK0 ソーラーGPS USED
http://www.watch-colle.com/watch/SK/sk1598e/SK-1598E.htm

セイコー セカンドダイバー 150m 6105-8119 Cal.6105B 自動巻 OH済 昭和48年製
http://www.watch-colle.com/watch/SK/sk1601sp/SK-1601SP.htm

ハミルトン カーキ 9797 アイボリー文字盤 クオーツ USED
http://www.watch-colle.com/watch/HT/ht115sp/HT-115SP.htm

ハミルトン カーキ 9415 Cal.2801-2 17石 手巻 USED
http://www.watch-colle.com/watch/HT/ht114sp/HT-114SP.htm

【美品】セイコー プロスペックス GMT ダイバー SUN019 キネティック 逆輸入 USED
http://www.watch-colle.com/watch/SK/sk1600sp/SK-1600SP.htm

コルム アドミラルズカップ 89.440.20 V585 自動巻 OH済 USED
http://www.watch-colle.com/watch/CR/cr017d/CR-017D.htm

ブライトリング ナビタイマー 125周年記念モデル 世界限定2009本 A26322 ブラウン文字盤 自動巻 OH済 2009年 USED
http://www.watch-colle.com/watch/BR/br038c/BR-038C.htm

リトモラティーノ ソーレ クロノグラフ DCSL30GS 黒文字盤 クオーツ USED
http://www.watch-colle.com/watch/RL/rl207d/RL-207D.htm

オメガ コンステレーション 168.010 12角 Cal.564 自動巻 OH済 1967年製
http://www.watch-colle.com/watch/OM/om760a/OM-760A.htm

パテックフィリップ カラトラバ Ref.3802/205 18KWG 自動巻 OH済 1990年製
http://www.watch-colle.com/watch/PP/pp025d/PP-025D.htm

●●〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇

(2)ショートストーリー『アクタードロップ』

「……というのが、弊社のご提案です」

プレゼンを終えて席に戻ると、大きく息をついた。

スーツの背中が汗でぐっしょり濡れている。

人前で話をするとき、自分はどうしてこうも緊張するのか。

もっと落ち着いて、堂々と話すことができれば……。

その晩、連休をサイパンで過ごした彼女と会って食事をした。

彼女は、呪術師から買ったというお土産を差し出しながら、こう言って笑った。

「この飴には呪術の力があって、舐めると自分が望む人格としてふるまえるんですって。
現地でお世話になったガイドさんのおすすめよ。面白いでしょう?」

小さな紙包みには、<Actor drop>と書いてある。

翌週末にはちょうど、友人の結婚式があって、スピーチを頼まれていた。
原稿を用意し、練習もしているが、あがらずに話す自信はなかった。

式当日、気休めのつもりでドロップを口に放り込むと、驚いたことに気分がすーっと落ち着いた。

堂々と話すことができて、普段の自分とは違う人格になったような感覚だった。

スピーチは会場が静まるほどの出来栄えで、終えると割れんばかりの拍手が起こった。

うそだろ……?

週明け、残業帰りに寄ったコンビニで、少年の万引きを目撃してしまった。

視線をそらそうとした瞬間、少年と目が合った。

マジかよ……。

少しでも落ち着こうとポケットのドロップを口に入れた瞬間、胸がカッと熱くなった。

少年に歩み寄り、耳元で「返しなさい」と穏やかに告げた。

レジの店員から少年を隠す態勢でもう一度囁くと、少年はポケットに入れた菓子を棚に戻した。

何か言おうとした少年を制し、棚に戻した菓子とビールを買って店を出た。

「もうやるなよ」

後をついてきた少年に菓子を渡し、微笑んでポンッと肩を叩く。

震える声で「はい」と言った少年は、唇を噛んで頭を下げた。

それはまるで、昔見た学園ドラマの熱血教師のようだった。

こんなことをするのは自分じゃない。

それからも、ドロップを口に放りこんでは、自分ではありえない行動をした。

プレイボーイ的振る舞いで後輩女性を喜ばせ、カウンセラーのように話を聞いて彼女を安心させた。

仕事では、一流のネゴシエーターさながらに交渉したり、太鼓持ちのように重役に取り入ったりした。

たとえ困った状況に遭遇しても、ドロップで人格を変えれば、全てうまく行った。

こうなると、もう、毎日面白くて仕方ない。

ある晩、彼女と2人で歩いていると、怖そうな男たちが道をふさいだ。

「おまえ、今俺らの顔見て笑ったろう?あん?」

彼女は怯えた顔をしたが、こんなときこをドロップが役に立つ。

さっき観た映画のヒーローのような人格になれば、彼女を守ることなど簡単だ。

男たちと視線を合わせたまま、片手をさっとポケットに入れた。

ところが、いくら探っても指先には、紙包みの感触しか伝わってこない。

まさか……!もうないのか?

強そうな男の腕が伸びてきて胸ぐらを掴み、彼女が悲鳴を上げた。

こんな時、以前の自分ならどう振舞っていたのだろう?

体を大きく揺さぶられながら、そんなことを考え続けた。


●●●〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇

(3)ショートストーリー『男の願い』

「もやし野郎が女なんか連れやがって!ざけんじゃねぇ!」

ボスッ!ドスッ!ボコッ。

「翔太、その辺にしとけ」

ドゴッ!!

最後にもう一発蹴り込んで、翔太はようやく歩きだした。

翔太は昨日女に逃げられたばかりで、虫の居所が悪かった。

気の毒な男は、女連れで歩いていたというだけでボコボコにされたのだった。

「兄貴、もうちょっと絞めといた方が良かったんじゃあ……」

まだ、むしゃくしゃが治まっていないらしい。

それにしても、どうしてこんな男に兄貴なんて呼ばれているのか。

いつまでもブツブツ言っている翔太の声を聞きながら、ふと、そんなことを考えた。

もっとも、そういう俺だってロクな生き方をしてこなかった。

今でこそ、堅気には手を出さないと決めているが、昔は翔太より酷いこともした。

カラスの声につられて空を見上げると、赤い夕焼けが目に染みて少し眩暈がした。

「もう一度やり直してぇなあ……」

「え?兄貴、誰とヤリてぇんすか?」

とぼけた声の翔太に聞き返されて、声が出ていたことに気づいた。

「うるせぇよ」

それから、ときおり眩暈に襲われるようになった。

半年ほど経ったある日、突然事務所で倒れ、目を覚ますと病院のベッドだった。

正直な医者は隠そうともせず、病名はガンだと告げた。

「兄貴、いまどきガンなんてたいしたことないっすよ!ちょうどいい休養ってことで」

翔太はでかい声を出したが、馬鹿は嘘が下手だ。

つくり笑いと腫れた目を見て、先はあまり長くないとわかった。

窓の外を見ると、赤く染まった空にカラスが飛んでいた。

治る見込みのない男のために組に金を使わせるわけにはいかない。

俺は特別室から大部屋に移り、小学生の坊主やジジイと同じ部屋で寝起きするようになった。

翔太は見舞いに来る度に、俺を特別室に戻そうとしたが、相部屋の生活も案外悪くなかった。

切った張ったの世界を離れた病院では、時間がゆっくり流れている。

ある日、カーテンを開けたまま着替えをしていると、坊主がしげしげと俺を見ていた。

背中の登り龍が珍しいのだろう。

坊主を手招きして、龍を間近で見せてやった。

それから坊主は、毎日俺に話をするようになった。

子どもなんて煩くて面倒な生き物だと思っていたが、坊主に懐かれると悪い気はしなかった。

坊主は、絵を描くのが好きで、大人になったら世界中を旅してたくさん絵を描くのだと言った。

その目は、キラキラ輝いていた。

ジジイや坊主より先に、お迎えが来たのは俺だった。

朝食の膳を下げに行って倒れた俺は、気づくと真っ赤な世界の中にいた。

ボスッ!ドスッ!ボコッ。

下の方で翔太が男を蹴り続けている。

「翔太、その辺にしとけ」

俺の声がして翔太が歩きだすと、上の方から不思議な声が響いてきた。

「おまえが翔太を止めたおかげであの男は死なず、翔太も人殺しにならずに済んだ。
男と翔太を救ったおまえの望みを1つ叶えてやろう。
おまえはあのとき、『やり直したい』と言っていたな?」

なんだって? 俺の願いが叶うのか?

「そうだ。お前の病を無かったことにして、やり直させてやるぞ」

「待ってくれ!それなら、俺より坊主の方を頼む!」

思わずそう大声で叫んだ。

俺はむしろ、病気になったことに感謝していたのだ。
病気にならなければあの穏やかな時間は持てなかった。

「それで良いのか?」

「ああ、坊主の願いを聞いてやってくれ!」

そう叫ぶと、しばらくして沈黙があって再び声が響いた。

「承知した」

俺の意識はゆっくりと、赤い世界に溶けていった。

「兄貴!兄貴!兄貴ぃ〜!」

夕焼け空に翔太の絶叫がこだましたとき、白い布の下の顔は穏やかに微笑んでいた。


●●●●〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇

(4)ショートストーリー『龍』

恭子は奇跡のようなその知らせに狂喜した。

余命1年と言われていた良平のガンが、全部消えてしまったというのだ。

にわかには信じ難かったが、すっかり元気になった良平に、病気の陰はもう微塵もない。

今日から2人で、また普通に生活することができる。

離婚して女手一つで育てた良平にガンが見つかったときには、一緒に死ぬことも考えた。

でも、あの時死ななくて本当に良かった!

良平は昔から絵を描くのが好きだったが、退院してからは毎日、何やら熱心に描いている。

一週間ほどかけて仕上がった絵を見せられた恭子は、正直かなり驚いた。

スケッチブックいっぱいに描かれていたのは、極彩色の龍だった。
まるで、ヤクザの背中に入った入れ墨のような……。

お手本があったわけでもないのに、絵は細部まで丁寧に描かれた素晴らしい出来栄えだった。

こんな龍を、良平はいったいどこで見たのだろう?

その頃、良平病院で隣のベッドにいた龍のおじさんを思い出していた。

何度も名前を教えてあげたのに、最後までぼくをボウズと呼んだおじさん。

ときどき見せてくれた背中の綺麗な絵は、目にしっかり焼き付いている。

おじさんと一緒に世界中を旅して、色んな国を飛ぶ龍の絵を描きたかった。

おじさんを思い出しながら、また龍の絵を描いているうちに空には夕焼けが広がっていた。

窓から差し込む夕陽がまだ色を塗っていない龍を照らすと、龍の体が赤く染まった。

「何か願い事はないか?」

これまでに聞いたこともないような声が、突然良平に話しかけてきた。

その声は耳から聞こえるのではなく、直接頭の中に響いてくる。

「何か願い事はないか?」

その声の主は、スケッチブックの赤い龍だった。

龍は頭を高くもたげて、体をゆらゆらと動かしている。

「おじさんに会わせて!おじさんと一緒に旅行して絵を描きたい!」

少しの間沈黙があって、龍が少し困った顔をした気がした。

死んだ者を生き返らせることはさすがにできない。
だが、他にもやり方がないわけではない。

やがて、「承知した」という声が響いた。

夕焼け空は薄闇に変わり、スケッチブックの龍も色を失っていた。

**********

恭子はその日、パート先のスーパーで一目ぼれをした。

離婚して以来、こんな気持ちになったのは初めてのことだ。

相手は、しつこいクレーマーから恭子を助けてくれた男性だ。

大柄で見かけは少し怖いけれど、言葉も態度も紳士的だった。

翌日、ランチの約束をしていた友人に一目ぼれしたことを話した。

お礼を言ってお茶に誘いたいが……と相談した。

すると友人は、サイパン旅行のお土産だと言って、呪術師から買ったという飴をくれた。

「この飴には呪術の力があって、舐めると自分が望む人格としてふるまえるんですって。
現地でお世話になったガイドさんのおすすめよ。
彼に渡すつもりだったけど、あなたにあげる」

小さな紙包みには、<Actor drop>と書いてある。

「女優になったつもりで誘えばいいのね? うまくいったら報告するわ!」

翌週、恭子は友人に男性との初デートを報告した。

先に誘ったのは男性の方で、ドロップの出番はなかったけれど。

相手の背中に入れ墨があると知ったのは、それから3か月後のこと。

とても驚いたが、そんなことで彼の人格が変わるわけではない。

意を決して彼を自宅に招き、良平にも紹介した。

彼は良平を見るとすぐに、「よう、坊主!」と言って頭を撫でた。

良平も彼にすぐ打ち解けて、、お風呂まで一緒に入りたがった。

お風呂から出てきた良平は、興奮した顔で背中の絵の話をした。

そして、着替えもそこそこにスケッチブックを持ち出すと、今見たばかり龍を描き始めた。

初めて見たずなのに、その様子はまるで描き慣れた絵を描くようだった。

難しい願いを叶えるには時間がかかる。

世界の空を飛ぶ龍の絵が世の中で話題になるのは、まだ10年ほど後のことだ。


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最後まで読んでくださって、ありがとうございます!

今回のブリリアントタイムは、人気番組「世にも奇妙な物語」をイメージして書きました。

実は、明日14日に放送される土曜プレミアム「世にも奇妙な物語 '17秋の特別編」では、
私が好きな藤原竜也さんが、手塚治虫さんの名作を原作にしたドラマに挑みます。^^
http://www.fujitv.co.jp/fujitv/news/pub_2017/171007-i373.html

ぜひ、ご覧くださいね♪

いつか私のショートストーリーを原作にしたドラマを彼が演じることを妄想する今日この頃です。(笑)

もうひとつ、聞いてください。

先日、友人から烏骨鶏の卵を貰いました。

烏骨鶏の卵は、普通の卵よりひと周り小ぶりで、殻が硬くてしっかりしています。

実はこの卵、友人がひよこから育てた烏骨鶏が生んだという貴重品。

ピヨピヨという箱を受け取ったところから話を聞いていたので、なんだか感慨深いものがありました。

初めて食べた烏骨鶏の目玉焼きは、黄身の色が濃く、濃厚な味わいでした。^^

放し飼いでのびのびと育っているので、きっと、栄養価も高いに違いありません。

ルーシー&エマちゃん(←烏骨鶏の名前)、ごちそうさま!


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あなたからのメッセージを心よりお待ちしております。
⇒ webmaster@watch-colle.com

                         
※メッセージは、ブリリアントタイムでご紹介させていただく場合がございます。
ご紹介を希望されない方は、その旨お知らせくださいね。
 
 
次回配信は、2017年10月27日の予定です。

これからもブリリアントタイムをご愛読お願いします。

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