1969年製のグランドセイコー6146-8000の後期モデルです。
セイコー独自のラチェット式『マジックレバー』を毎時3万6000振動に対応させることに成功した、次世代の自動巻き機構を搭載しています。
ラチェット式『マジックレバー』は、ローターの回転をレバー(爪)の左右運動でゼンマイを巻き上げる機構です。
歯車で巻き上げる機構と比べて巻き上げ効率が高く、部品点数が少ないため耐久性も高いことから、近年多くのメーカーが搭載するようになった優れた機構です。
ローター表面には『さざ波』状の仕上げ、ほかの部品も丁寧な研磨仕上げになっており、貫禄を感じさせます。
61GSの後期モデルで、文字盤6時位置に『HI BEAT 36000』表記、自動巻きローターに『SEIKO』刻印が入ります。
金色メダリオンは『GS』と『諏訪』マークです。
ハック機能(秒針停止機能)と日付早送り機能、手巻き付きで、実用性が高いです。
リューズ1段引きで上方向に回すと日付早送りができます。
曜日早送りは、針をPM9:00〜AM1:00間の往復でできます。
便利な日付早送り機能ですが、時計が『21時〜翌2時』を指している時に早送り操作を行うと歯車の故障の原因になるため、
早送りを行う場合は時刻を6時あたりに合わせてから行うことをオススメします。
こちらは当店でオーバーホールと外装仕上げ済みで、すぐにお使い頂けます。
ベルトは新品(純正品)に交換済みですので、気持ちよくご使用いただけます。
リューズの頭に曲がりがありますが、リューズの巻き上げ操作、時刻合わせ共に問題なく行えます。
目立つような傷がなく、製造年からすると全体的に綺麗な状態です。
古い年代のため、非防水でご使用ください。