1971年製のオメガ デヴィルの自動巻きメンズ腕時計です。
フランス語で「街」を意味する『デヴィル』は、オメガの中でもエレガントなドレスウォッチコレクションです。
こちらのモデルは、ステンレス製ケースに、裏蓋はスナップバック式です。
シルバーの文字盤には放射仕上げが施され、光のあたる角度によって上品な光沢を放ちます。
リューズは純正でΩマーク入りです。
風防もオメガ純正で、中央部分に小さいΩマーク入りです。
オメガ純正の尾錠が付いているのもこの個体の魅力のひとつです。
ムーブメントは、1968年に開発された全回転自動巻きムーブメント『Cal.1002』を搭載。
Cal.550系と比べて、振動数が1万9800振動から2万8800振動に引き上げられたハイビート仕様で、
厚みも5mmから4.25mmまで薄型化に成功したムーブメントです。
Cal.560系の日付早送り操作はリューズ2段引きでしたが、
『Cal.1002』では リューズ一段引きして下方向に回転ででき、リューズ二段引きで時刻合わせになっています。
操作方法が現行モデルと同じような仕様に変わり使いやすくなりました。
便利な早送り機能ですが、時計が『21時〜翌2時』を指している時に早送り操作を行うと歯車の故障の原因になるため、早送りを行う場合は時刻を6時あたりに合わせてから行うことをオススメします。
リューズがややケースに埋まるような位置に収まっているため、操作には慣れが必要です。
1段引きは、リューズを引く際は裏側からリューズとケースの間に爪を押し込むようにすると引きやすいです。
2段引きは、ケースとリューズの間に差し込んだ爪をてこのように動かすと操作しやすいです。
こちらは当店でオーバーホールと外装仕上げ済みで、すぐにお使い頂けます。
ベルトはモレラート製の新品を付けていますので、気持ちよくご使用頂けます。
使用にともなう小傷はありますが、目立つような深い傷がなく、非常に綺麗な状態です。
古い年代の時計の為、雨の日や暑い日の着用を避けて、非防水でご使用ください。