1973年製のオメガの自動巻き腕時計『Ref.166.0125』です。
『Ref.166.0125』は、ブレスレットとケースに一体感を持たせた独特なデザインが特徴のモデルです。
ケースと裏蓋、ブレスレットはステンレス製。裏蓋はスクリューバック式です。 文字盤はおそらくリダンされていると推察されます。
ブラックとグレーのツートーン、針がホワイトですので視認性が高いです。
ムーブメントは、1973年に開発された全回転自動巻きムーブメント『Cal.1022』を搭載。
Cal.550系と比べて、振動数が1万9800振動から2万8800振動に引き上げられたハイビート仕様で、厚みも5mmから4.25mmまで薄型化に成功したムーブメントです。
Cal.560系の日付早送り操作はリューズ2段引きでしたが、『Cal.1022(Cal.1000系)』ではリューズ一段引きして下方向に回転ででき、リューズ二段引きで時刻合わせになっています。
操作方法が現行モデルと同じような仕様に変わり使いやすくなりました。
便利な早送り機能ですが、時計が『21時〜翌2時』を指している時に早送り操作を行うと歯車の故障の原因になるため、早送りを行う場合は時刻を6時あたりに合わせてから行うことをオススメします。
リューズが直径5mmで指で捉えやすいサイズで操作性が良く、手巻きもできるため、実用性が高いです。
こちらは当店でオーバーホールと外装仕上げ済みです。
ブレスレットの長さも比較的余裕があり、腕回り184mmまで対応できます。
バックル部分には約2cm分のサイズ微調整穴があり、使い勝手が良いです。
超音波洗浄済みですので、気持ちよくご使用頂けます。
半世紀前のモデルとしては、全体的に目立つ傷がない、綺麗な状態です。
シンプルなデザインのモデルをお探しの方にオススメです。