国産最高峰の『グランドセイコー』初の自動巻きモデル『62GS』です。
グランドセイコーの自動巻きモデルは、ファーストモデルから6年後の1966年に製造開始され、後継機の61GSが発売されるまでの約1年程で製造終了した希少なモデルです。 こちらの個体は裏蓋に獅子メダリオンが配された、62GSの初期型です。
ファーストモデルを含めた従来のグランドセイコーと比較すると、
リューズが4時位置に配された流麗なケースデザインが目を惹きます。
鏡面仕上げされた多面カットの時分針とインデックスが上品な輝きを放ちます。
ムーブメントは35石の『Cal.6245A』を搭載しています。
ハック機能(秒針停止機能)とカレンダー機能(早送り機能付き)を搭載、ケース裏蓋はねじ込み式のスクリューバックで、実用性が高いです。
リューズ1段引きで下方向に回すと日付早送りができます。
便利な早送り機能ですが、時計が『21時〜翌2時』を指している時に早送り操作を行うと歯車の故障の原因になるため、
早送りを行う場合は時刻を6時あたりに合わせてから行うことをオススメします。
(この注意事項は、カレンダー機能付きの腕時計全般にいえることです)
こちらは当店でオーバーホールと風防交換、外装仕上げ済みで、すぐにお使い頂けます。
革ベルトは新品純正品に交換済みですので、気持ちよくご使用いただけます。
ケースに小傷がありますが、
裏蓋の獅子メダリオンが綺麗に残っており、製造年からすると全体的に綺麗な状態です。