セイコー マーベル(17石)の1958年製。
通産省主催の時計コンクールでも常に上位を独占し、
爆発的な人気を呼んだモデルです。
『マーベル』は、1957年の米国時計学会日本支部で行われた
腕時計コンクールで、初めてオメガなど外国製品を抜いて
1位にランキングされ、
“驚異の時計”としてスイスに日本の時計の優秀さを
轟かせた時計です。
(セイコーエプソン社 マイルストンプロダクツ)
国産腕時計の歴史に残る逸品を、ぜひ手に入れてください。
【ムーブメントについて】
マーベル(17石)は1956年6月に製造開始。
キャリバーナンバーなし。
従来のモデル『セイコー スーパー』は
精度も生産性も良くなかった為、
精度の追求、生産性と整備性の向上などを目標に
作られたムーブメントです。
発売当時はテンプにチラねじがありましたが、
1958年後半に廃止されました。
(部品の加工精度向上によって、
”チラねじを使う必要がなくなった”と推察されます)
マーベル(17石)は1958年9月に製造終了。
こちらのモデルはチラねじが無いため、
1958年後半〜1958年9月の数ヶ月間
製造されたものです。