1972年製のコンステレーション 角型金張りケースのモデルです。
同時期のコンステレーションは『ジェラルド・ジェンタ』デザインの『Cライン』ケースが多いですが、
こちらは珍しいスクエアケースのモデルです。
ケースと文字盤がゴールドのワントーン。
ゴールドの色合いが落ち着いており、シックなデザインに仕上がっています。
ムーブメントは、1968年に開発された全回転自動巻きムーブメント『Cal.1001』を搭載。
Cal.550系と比べて、振動数が1万9800振動から2万8800振動に引き上げられたハイビート仕様で、
厚みも5mmから4.25mmまで薄型化に成功したムーブメントです。
Cal.560系の日付早送り操作はリューズ2段引きでしたが、
『Cal.1001』では リューズ1段引きして下方向に回転ででき、リューズ二段引きで時刻合わせになっています。
操作方法が現行モデルと同じような仕様に変わり使いやすくなりました。
操作方法
手巻き:リューズ通常位置で上方向回転
時刻合わせ:リューズ2段引きで下方向回転(2段引きの状態で、秒針が止まります)
日付早送り:リューズ1段引きで下方向回転
便利な早送り機能ですが、時計が『21時〜翌2時』を指している時に早送り操作を行うと歯車の故障の原因になります。
早送りを行う場合は時刻を6時あたりに合わせてから行うことをオススメします。
リューズはケースに埋まるような位置に収まっているため、リューズ操作は慣れが必要です。
1段引きは、裏面からケースとリューズの間に爪を押し込む(テコのように動かす)
2段引きは、リューズ上と下に爪を押し込むようにすると操作し易いです。
状態
こちらは当店でオーバーホール済みで、すぐにご使用いただけます。
風防はオメガ純正です。中央部分にΩの透かしマーク入り。
小傷がありますが全体的に綺麗です。
ブレスレットは純正の専用デザインで、腕回りは最長183mmまで対応できます。
バックルは、ロックの調整のため工具で締めた跡があります。(画像8枚目をご参照ください)
珍しいモデルのアンティークオメガをお探しの方にオススメです。
雨の日や暑い日の着用を避けて、非防水でご使用ください。