1999年頃製造の『ナビタイマー モンブリラン』の黒文字盤モデルです。
モンブリランは1940年代の初代クロノマットのデザイン継承し、1995年に蘇らせたモデルです。
初代クロノマットは、1942年に世界初の”回転計算尺”を搭載した傑作クロノグラフ。
1952年登場のナビタイマーと人気を二分した名作です。
文字盤中央の赤いサークルや、1940年代の”ドーム型風防”を忠実に再現するため、ミネラルクリスタルガラスをドーム型に加工して採用する等、初代クロノマットを彷彿とさせるテイストが再現されています。
モンブリランは1995年の発売当初は18Kローズゴールドモデルだけの発売でしたが、翌年の1996年にステンレスモデルが誕生、1998年にカレンダーが4時位置に付く現行モデルのスタイルになりました。
こちらのモデルは38mmの小ぶりなステンレスケースが採用されており、シーンを選ばず着用頂けます。
38mmサイズは生産終了していましたが、2017年に日本限定で復活してますます注目が集まるモデルです。
小振りな時計やクラシックなスタイルがお好きな方や、女性の腕もとにもオススメのモデルです。
補足
こちらの個体は文字盤6時側の積算計に『49RUBIS』と印字されていますが、実際は38石のムーブメントが搭載されています。
これはミスプリントで、当時のメーカー広告にも『49RUBIS』の印字が確認できます。
(型番A41030とA41330で使用されるムーブメントは38石で製造されています)
後に『38RUBIS』の文字盤に変更されています。
ブライトリングには珍しい誤植文字盤のユニークな個体ですので、文字盤交換は行わず現状のまま保つ選択肢もありと思います。
(↓クリックで拡大します)

状態
当店でオーバーホールと外装仕上げ済みで、すぐにお使い頂けます。
回転ベゼルは両方向回転タイプで、スムーズに動かせます。
ブレスレットは純正で長さが十分にあり、腕周り最長189mmまで対応できます。
ガラスにスレ小傷がありますが、ケースや文字盤に目立つような傷はありません。
リューズ・プッシュボタンがねじ込み式ではなく、元々の耐水性能が高くありません。
水気に気をつけてご使用ください。
(この注意事項は、同時期発売の非ねじ込み式リューズのナビタイマー全般にいえることです)