ブライトリング クロノマットのセカンドモデルです。
クロノマットは、1942年に世界初の”回転計算尺”を搭載した傑作クロノグラフです。
こちらは1966年製のセカンドモデルRef.808の黒文字盤です。
文字盤には、12時側にアップライトロゴの『B』と『BREITLING GENEVE』印字、6時側に『CHRONOMAT』、
インデックスは12時側に大きいくさび形インデックスを配しています。
裏蓋には『B』、『BREITLING』、『CHRONOMAT』、『+ 217012』(パテントナンバー)、『STAINLESS STEEL』、『808』(型式)の刻印があります。
搭載しているムーブメントはヴィーナス製Cal.175。
リセットのプッシャーを押した瞬間の作動音や感触が軽やかで気持ちいいです。
ベゼルを回すと風防が回転する構造のため、風防側の防水性が非常に低いです。
そのため回転計算尺のインナー部分に汚れが目立つ個体が多く、こちらの個体も汚れています。
文字盤の状態をアンティークの味として楽しめる方にオススメです。
操作方法
手巻き:リューズ通常位置で上方向回転
時刻合わせ:リューズ1段引きで上方向回転(秒針は止まりません)
リューズを指ではさんで引っ張るやり方は、リューズが抜けるおそれがあります。
リューズを引き出す時は、裏面からケースとリューズの間に爪を押し込むように操作すると安全です。(テコのように動かす)
クロノグラフのスタート:右上ボタンを奥まで押し込む
クロノグラフのストップ:(スタートした状態で)右上ボタンを奥まで押し込む
クロノグラフのリセット:(ストップした状態で)右下ボタンを奥まで押し込む
クロノグラフのリセットは、必ずストップした状態で行ってください。
ストップしていない状態でリセットを押すと故障します。
クロノグラフを頻繁に使用すると、部品の消耗が進みます。ご注意ください。
状態
こちらは当店でオーバーホールと外装仕上げ済み。
ベルトはディモデル製の新品に交換済みで、気持ちよくご使用いただけます。
尾錠はブライトリングの純正品(現行デザイン)です。
文字盤は全体的に経年の汚れがあります。
ケースは小傷こそありますが、目立つような深い傷はありません。
回転ベゼルは操作がやや重いですが両方向に動きます。
リューズはブライトリング純正が付いています。
こちらのモデルは非防水です。
雨の日、暑い日、湿度の高い日は着用を避けてご使用ください。