1963年製のセイコー マチック セルフデーター Cal.394です。
セイコーの自動巻きで初めて日付表示を搭載した準高級モデルです。
日付表示、日付早送り機能が追加されており、のちのマチック ウィークデーターの原型として登場しました。
(以下、62系マチック製造年)
1960年 Cal.603 マチック(カレンダーなし)
1962年 Cal.394 マチック セルフデータ(日付追加)
1963年 Cal.395 マチック セルフデータ(多石化・ハック機能追加)
1963年 Cal.400 マチック ウィークデーター(曜日追加)
1964年 Cal.6206A,B マチック ウィークデーター
1964年 Cal.6218A,B,C マチック ウィークデーター
1966年 Cal.6216A マチック ウィークデーター
1966年 Cal.6245A,6246A マチック クロノメーター
1967年 Cal.6245A,6246A 62グランドセイコー
ケースはステンレス製で全面鏡面仕上げです。
リューズが出っ張らないケースデザインと相まってスタイリッシュな印象です。
ケースに埋まったリューズは、リューズでのゼンマイ巻上げを必要としない自動巻きムーブメントへの自信の表れを感じさせます。
文字盤は放射仕上げで、12時側に独楽マーク、3時側に日付表示、6時側にADマークが配されています。
シンプルなデザインの自動巻きモデルをお探しの方、62セイコー系を収集されている方にオススメです。
キャリバー394の操作方法
リューズが小さいため操作は慣れが必要です。
リューズを引き出す時は、裏面からケースとリューズの間に爪を押し込むようにすると操作し易いです。(テコのように動かす)
時刻合わせ:リューズ2段引きで、下方向回転(2段引きの状態で、秒針は止まりません)
日付早送り:リューズ1段引きで、下方向回転
便利な早送り機能ですが、時計が『21時〜翌2時』を指している時に早送り操作を行うと故障します。
早送りを行う場合は、時刻を6時あたりに合わせてから行うことをオススメします。
状態
こちらは当店でオーバーホールと外装仕上げ済みで、すぐにご使用いただけます。
ベルトは新品(純正品)に交換済みですので、気持ちよくご使用いただけます。
文字盤フチに汚れ、ほかいくつか傷汚れがありますが、文字盤全体的には綺麗な印象を保っています。
古い年代のため、非防水です。
雨の日、暑い日の着用を避けてご使用ください。