1969年製の61系セイコー ファイブです。
61系ファイブは、1960年代後半〜1970年代にかけて販売されていました。
リューズがケース側に埋まったデザインが特徴のモデルで、左右対称のスタイリッシュなケースデザインに仕上がっています。
シルバーの文字盤には放射仕上げが施され、光の当たり方によって光沢と陰影が出ます。
手巻き機能と秒針停止機能なし、日付の早送り機能ありです。
操作方法
リューズはケースに埋まるような位置に収まっているため、裏面からケースとリューズの間に爪を押し込むようにすると操作し易いです。(テコのように動かす)
※手巻き機能は元々ありません。
時刻合わせ:リューズを引いて下方向回転
日付早送り:リューズ通常位置で、リューズを押しこむ
便利な早送り機能ですが、時計が『21時〜翌2時』を指している時に早送り操作を行うと故障します。
早送りを行う場合は時刻を6時あたりに合わせてから行うことをオススメします。
曜日早送り:リューズ2段引きで、時刻合わせで『22時〜翌1時10分』を往復
1)夜の12時(24時)まで針を動かしてください。
曜日が変わり始めた場合は夜の12時です。変わらない場合は昼の12時です。
2)25時10分まで針を動かすと次の曜日が表示されます。その後、22時まで針を戻してください。
翌日のカレンダーを表示する準備がされます。(針を逆走している時にFRI→FRIといった表示になります)
3)25時10分まで針を進めてください。
曜日が1日進んだことを確認してください。
この繰り返しで、曜日を1つづつ早送りできます。
ムーブメントへの負担を軽減するために、ゆっくり操作を行ってください。
状態
こちらは当店でオーバーホールと外装仕上げ済みで、すぐにご使用いただけます。
革ベルトは新品純正品に交換済みですので、気持ちよくご使用いただけます。
裏蓋3時側に小さいヒビがありますが、ご使用にあたっては影響ありません。
古い年代のため、非防水です。
雨の日、暑い日の着用を避けてご使用ください。