1971年製のオメガのハイグレードモデル『コンステレーション・Cライン』です。
Cラインとは、時計デザインの巨匠”ジェラルド・ジェンタ”氏によるケースデザイン。
氏の最高傑作としても有名です。
ケースとラグが一体となった流れるような美しいケースデザインが特徴で、半世紀近く経った今でもモダンな印象です。
裏蓋には『天文台』ロゴの刻印入り、リューズは純正でΩマーク入りです。
メタリックグレーの文字盤は、うっすらと縦方向のヘアライン仕上げが施されており、シックな印象です。
文字盤6時側には、スイス公認クロノメーター検査協会(C.O.S.C.)によるクロノメーター認定の証『CHRONOMETER OFFICIALLY CERTIFIED』の表記があります。
ムーブメントは『Cal.1011』を搭載しています。
クロノメーター認定を受けた5姿勢調整の高級ムーブメントです。
高級機の『コンステレーション』と『シーマスター クロノメーター』にのみ採用されています。
前世代モデルに搭載された『Cal.564』と比べて、振動数が1万9800振動から2万8800振動に引き上げられたハイビート仕様です。
ハック機能(秒針停止機能)が追加され実用性が向上しています。
厚みが5mmから4.25mmまで薄型化に成功したムーブメントです。
操作方法(Cal.1011)
リューズの引き方: 裏面からケースとリューズの間に爪を差し込んで、優しく引き出す
1段引き→2段引きはテコのように動かします。
リューズを強く引くと抜けるおそれがあります。優しく引き出してください。
リューズ曲がりを防止するために、腕から時計を外して操作してください。
優しく操作することで、リューズへの負担を軽減できます。
手巻き: リューズ通常位置で、上方向回転
時刻合わせ: リューズ2段引きで、下方向回転
2段引きの状態で、秒針が止まります
日付早送り:リューズ1段引きで、下方向回転
時計が『21時〜翌2時』を指している時に早送り操作を行うと故障します。
早送りを行う場合は時刻を6時あたりに合わせてから行うことをオススメします。
『Cal.564』の日付早送り方法は、”リューズを2段引くと1日早送りする”独特の操作性でした。
『Cal.1011』では、現行モデルと同じような操作方法に変わり、使いやすくなりました。
状態
こちらは当店でオーバーホールと外装仕上げ済みです。
ガラスは薄い傷がありますが、文字盤の視認性は良好です。
ベルトは新品ディモデル製の新品に交換済みですので、気持ちよくご使用いただけます。
古い年代のため非防水です
雨の日、暑い日の着用を避けてご使用ください。