1964年製のIWCの自動巻きモデルです。
ケースと裏蓋が18金無垢です。
美しい輝きを放ちつつ高貴な雰囲気を醸し出します。
裏蓋内側にはシリアルナンバー、ゴールドの純度を示す”0.750 18K”、ホールマークの刻印があります。
ケースの12時側にもホールマーク入りです。
文字盤は放射状に細かな筋目が広がる放射仕上げが施されています。
中心から外周に向けて美しい陰影が出る造りで、高級感があります。
文字盤外周に配されたパールドットも上品に輝きます。
12時位置には筆記体の『International Watch Co.』表記で、ヴィンテージらしい雰囲気を醸し出しています。
ケースはラウンド型で、ケース全面が鏡面仕上げ。
小ぶりなラグでコンパクトなケースデザインに仕上がっています。
18金無垢はステンレスより柔らかいため、ラグに大きい負荷がかからないようにベルトはきつく締めないことをオススメします。
リューズがIWC純正で『魚マーク』入りです。
Ref.803Aはステンレス製も存在しますが、18金無垢の個体は非常に珍しいです。
Cal.8541の操作方法
リューズの引き方: ケースとリューズの間に爪を押し込み、テコのように動かす
リューズがケースに埋まる位置に収まっているため、リューズを引く際は裏側からリューズとケースの間に爪を押し込むようにすると引きやすいです。
腕から時計を外して、操作してください。
優しく操作することでリューズへの負担を軽減でき、リューズ抜けを防止できます。
手巻き: リューズ通常位置で、上方向回転
時刻合わせ: リューズを引いて、上方向回転
秒針が止まります
日付早送り: リューズを引いて、時刻合わせで『23時45分〜24時』を往復
1)夜の12時(24時)まで針を動かしてください。
日付が変わった場合は夜の12時です。変わらない場合は昼の12時です。
2)日付が変わったことを確認いただいたら、23時45分まで針を戻してください。
翌日のカレンダーを表示する準備がされます。
3)24時まで針を進めてください。
日付が1日進んだことを確認してください。
1)〜3)の繰り返しで、日付を1日づつ早送りできます。
ムーブメントへの負担を軽減するために、ゆっくり操作を行ってください。
状態
こちらは当店でオーバーホールと外装仕上げ済みです。
ベルトはディモデル製の新品に交換済みですので、気持ちよくご使用いただけます。
風防は新品(合わせ)に交換済みで、文字盤の視認性良いです。
文字盤に目立つような傷汚れがなく、製造年からすると非常に綺麗な状態です。
半世紀近く経っていますので、非防水です。
衝撃に気をつけてお使いください。