1962年製のIWCの自動巻きモデルです。
ケースからラグへと繋がる流麗なスタイルは、1960年代もIWCのメジャーなケースデザインとして受け継がれています。
こちらのモデルは型式がありませんが、後のモデルでは「Ref.347A」の番号が与えられました。
文字盤は少し焼けておりアンティークウォッチの風合いが楽しめます。
文字盤外周にはアンティークのIWCに見られる意匠であるパールドットが配されています。
美しい輝きを放ちつつも派手さを感じさせず、上品な雰囲気を醸し出します。
文字盤12時位置には筆記体の『International Watch Co.』表記で、ヴィンテージらしい雰囲気を醸し出しています。
搭載しているムーブメントは、ペラトン式自動巻き『Cal.853』
『Cal.853』の初出は1958年で、『ペラトン自動巻きの完成機』と言われています。
優れた耐衝撃性、巻上げ効率、耐久性を持つ堅牢な設計のムーブメントです。
秒針停止機能は元々ありません。
リューズが純正で魚マーク入りです。
直径5.2mmで、しっかり掴みやすく操作性が高いです。
操作方法
リューズの引き方: ケースとリューズの間に爪を差し込んで、優しく引き出す
リューズを強く引くと抜けるおそれがあります。優しく引き出してください。
リューズ曲がりを防止するために、腕から時計を外して操作してください。
優しく操作することで、リューズへの負担を軽減できます。
手巻き: リューズ通常位置で、上方向回転
ゼンマイの巻上げは、ゆっくり丁寧にリューズを上方向に回してください。
時刻合わせ: リューズを引いて、上方向回転
状態
こちらは当店でオーバーホールと外装仕上げ済みです。
ベルトはディモデル製の新品に交換済みですので、気持ちよくご使用いただけます。
文字盤に焼けと薄いシミがありますが、ケースは目立つような傷がなく良好です。
リューズ操作もスムーズに行えます。
古い年代のため、非防水です。
雨の日や暑い日の着用を避けてご使用ください。
衝撃と磁気もご注意ください。