1964年製のパテックフィリップ カラトラバのアンティークウォッチです。
端正なデザインと実用性を兼ね備えたモデルで、自動巻き『Cal.27-460M』搭載しています。
Ref.3445は、数の少ない18KWGケースでスクリューバック式です。
ゴールドのケースはステンレスケースより柔らかいため研磨でエッジが甘くなった個体が多いですが、こちらは本来の形状を保った希少な個体です。
カラトラバマーク入りのリューズは直径4.7mmあり、手巻きがとてもしやすい。
こちらは代表的な自動巻き『Cal.27-460』にデイトを加えた『Cal.27-460M』を搭載。
巻き上げ効率の高い金無垢ローターを採用しています。
ムーブメントは普段見えないにもかかわらず、ローターにはカラトラバのエングレービング入りで美しい仕上げが施されています。
パテックフィリップ史上最高の自動巻きムーブメントをぜひ手に入れてください。
キャリバー27-460Mの操作方法
リューズの引き方: ケースとリューズの間に爪を押し込み、テコのように動かす
リューズを引く際は、表側と裏側からリューズとケースの間に爪を押し込むようにすると引きやすいです
腕から時計を外して、操作してください
優しく操作することでリューズへの負担を軽減でき、リューズ抜けを防止できます
手巻き: リューズ通常位置で、上方向回転
時刻合わせ: リューズを引いて、リューズ上方向に回転
秒針は止まりません
日付早送り: リューズ1段引きして、時刻合わせで『20時20分〜24時』を往復
1)夜の12時(24時)まで針を動かしてください。
日付が変わった場合は夜の12時です。変わらない場合は昼の12時です。
2)日付が変わったことを確認いただいたら、20時20分まで針を戻してください。
翌日のカレンダーを表示する準備がされます。
3)24時まで針を進めてください。
日付が1日進んだことを確認してください。
1)〜3)の繰り返しで、日付を1日づつ早送りできます。
ムーブメントへの負担を軽減するために、ゆっくり操作を行ってください。
状態
こちらは当店でオーバーホールと外装仕上げ済みです。
小傷がありますが目立つような深い傷ではなく、製造年からすると非常に綺麗な状態を保っています。
ベルトは新品のワニ革(社外品)に交換済みです。
リューズ純正でカラトラバマーク入りです。
リューズ操作スムーズです。
尾錠は18金ホワイトゴールド製です。
尾錠の裏面には18金無垢を表す”0.750”と”AW社”の刻印が入っています。
”AW社”は1940年代〜1960年代のパテックフィリップ・バセロンコンスタンチンなどに尾錠を供給していたメーカーです。
こちらの尾錠は同年代のパテックフィリップ純正尾錠と同じ形状です。
付属品はパテックフィリップ社発行のアーカイブ、時計ケースです。
古い年代のため、非防水です。
雨の日、暑い日の着用を避けてご使用ください。
衝撃と磁気もご注意ください。