1972年製のオメガ ジュネーブの手巻き式メンズ腕時計です。
ジュネーブは、オメガミュージアムの記録によると1953年に製作が始まり1979年に終了したラインです。
初期はネーム表記がありませんでしたが、1960年代から文字盤6時位置に【Geneve】印字が施され、シンプルでエレガントなスタイルのモデルが多いのが特徴です。
文字盤は放射仕上げで、角度によって上品に輝きます。
ケースはステンレス製で、裏蓋はスクリューバック仕様です。
ムーブメントは、手巻きムーブメント『Cal.1030』を搭載。
手巻き式Cal.600系と比べて、振動数が1万9800振動から2万8800振動に引き上げられたハイビート仕様のムーブメントです。
Cal.600系の日付早送り操作はリューズ2段引きでしたが、『Cal.1030(Cal.1000系)』ではリューズ一段引きして下方向に回転ででき、リューズ二段引きで時刻合わせになっています。
操作方法が現行モデルと同じような仕様に変わり使いやすくなりました。
操作方法
リューズの引き方: ケースとリューズの間に爪を押し込み、テコのように動かす
リューズが少しケースに埋まるデザインになっているため、リューズを引く際は裏側からリューズとケースの間に爪を押し込むようにすると引きやすいです
腕から時計を外して、操作してください
優しく操作することでリューズへの負担を軽減でき、リューズ抜けを防止できます
手巻き: リューズ通常位置で、上方向回転
時刻合わせ: リューズ2段引きで、下方向回転
秒針が止まります
日付早送り: リューズ1段引きで、下方向回転
時計が『21時〜翌2時』を指している時に早送り操作を行うと故障します。
早送りを行う場合は時刻を6時あたりに合わせてから行うことをオススメします。
状態
こちらは当店でオーバーホールと外装仕上げ済みです。
革ベルトは新品(ディモデル製)に交換済みで、気持ちよくご使用いただけます。
尾錠はオメガ純正です。
古い年代のため、非防水です。
雨の日、暑い日の着用を避けてご使用ください。
衝撃と磁気もご注意ください。