1972年製『IWC』の自動巻きモデルRef.820ADです。
同時期のIWCの中では、ケース直径が35.9mmで比較的大きいです。
裏蓋がスクリューバック仕様の珍しいモデルです。
文字盤は放射仕上げが施されており、角度によって上品に輝きます。
文字盤12時位置には、アップライトの『IWC』と筆記体の『International Watch Co』の社名が併記され、ヴィンテージらしい雰囲気を醸し出しています。
ケースは前面・側面ともに鏡面仕上げが施されています。
リューズはIWC純正でお魚マーク入りです。
搭載しているムーブメントは、ペラトン式自動巻『Cal.8541B』
従来のムーブメントと比べて薄型化され、もっとも実用的なペラトン自動巻といわれています。
秒針停止機能、日付早送り機能、手巻き機能つきで、実用性が高いです。
操作方法
手巻き: リューズ通常位置で、上方向回転
時刻合わせ: リューズを引いて、上方向回転
日付早送り: リューズを引いて、時刻合わせで『23時45分〜24時』を往復
1)夜の12時(24時)まで針を動かしてください。
日付が変わった場合は夜の12時です。変わらない場合は昼の12時です。
2)日付が変わったことを確認いただいたら、23時45分まで針を戻してください。
翌日のカレンダーを表示する準備がされます。
3)24時まで針を進めてください。
日付が1日進んだことを確認してください。
1)〜3)の繰り返しで、日付を1日づつ早送りできます。
ムーブメントへの負担を軽減するために、ゆっくり操作を行ってください。
状態
こちらは当店でオーバーホールと外装仕上げ済みです。
文字盤は全体的に焼けており、良い雰囲気です。
風防は磨きで取り切れない小傷がありますが、文字盤の視認性良好です。
リューズ操作スムーズです。
古い年代のため、非防水です。
雨の日、暑い日の着用を避けてご使用ください。
衝撃と磁気にも気をつけてお使いください。