国産初の自動巻きアラームウォッチ、セイコーベルマチックです。
ベルマチックは、スクリューバック式の防水ケース(当時性能)に自動巻きムーブメントを搭載し、
日付と曜日機能、アラーム機能が付いた多機能腕時計として1967年に発売開始されました。
その後1970年代後半まで、約10年以上の長い間製造されたロングランモデルです。
各社からアラームウォッチは発売されましたが、ベルマチックの音色は突然鳴っても驚かないような『リリリリ・・』とやわらかくかわいいアラーム音です。
4006-7012は、放射仕上げが美しい文字盤とスタイリッシュなケースデザインで人気のモデルです。
操作方法
主ゼンマイの巻き上げ: 自動巻きで巻き上げ(手巻き機能なし)
アラームゼンマイの巻き上げ: リューズと2時側のボタンが通常位置で、リューズを上方向回転
時刻合わせ: リューズ2段引きで、下方向回転
アラーム時刻セット: リューズ1段引きで、下方向回転
文字盤外周のインナー回転ベゼルの黒い▼印が左に回ります。
設定したい時間の位置に合わせて、リューズを押し込みでセット完了
アラームのON: 2時側のボタンを引き出す
アラームのOFF: 2時側のボタンを通常位置に戻す
日付早送り: 2時側のボタンを通常位置から押し込み
時計が『21時〜翌2時』を指している時に早送り操作を行うと故障します。
早送りを行う場合は時刻を6時あたりに合わせてから行うことをオススメします。
曜日早送り:リューズ2段引きで、時刻合わせで『22時〜25時(翌1時)』を往復
1)夜の12時(24時)まで針を動かしてください。
曜日が変わり始めた場合は夜の12時です。変わらない場合は昼の12時です。
2)25時まで針を動かすと次の曜日が表示されます。その後、22時まで針を戻してください。
翌日のカレンダーを表示する準備がされます。(針を逆走している時にFRI→FRIといった表示になります)
3)25時まで針を進めてください。
曜日が1日進んだことを確認してください。
この繰り返しで、曜日を1つづつ早送りできます。
ムーブメントへの負担を軽減するために、ゆっくり操作を行ってください。
状態
こちらは当店でオーバーホールと外装仕上げ済みです。
ブレスレットは純正です。
延長プレート込みで、腕回り最長177mmまで対応できます。
延長プレートは引っ張ると伸びるエクステンション仕様です。
目立つような深い傷や汚れがなく、全体的に綺麗な状態です。
箱と取扱説明書付きで、コレクションにもオススメです。
古い年代のため、非防水です。
雨の日や暑い日の着用を避けてご使用ください。
衝撃と磁気もご注意ください。