1965年製のIWCの18金無垢モデルです。

ケースからラグへと繋がる流麗なスタイルは、1960年代のIWCのメジャーなケースデザインです。
従来は型式がありませんでしたが、こちらのモデルでは「Ref.347A」の番号が与えられました。
（手巻き式のRef.347も同時期に製造されました）

18金無垢のケースは美しい輝きを放ちつつも派手さを感じさせず、上品な雰囲気を醸し出します。

ケースはもちろん裏蓋も18金無垢で、裏蓋内側にはシリアルナンバー、ゴールドの純度を示す”0.750 18K”、ホールマークの刻印があります。
ケース裏面の11時側にもホールマーク入りです。

文字盤はリダンです。
針は力強いドルフィン針を採用しており、存在感があります。

搭載しているムーブメントは、ペラトン式自動巻き『Cal.8531』です。

優れた耐衝撃性、巻上げ効率、耐久性を持つ堅牢な設計のムーブメントです。
秒針規制装置と日付早送り機構は元々ありません。

操作方法

リューズの引き方：　ケースとリューズの間に爪を差し込んで、優しく引き出す

リューズを強く引くと抜けるおそれがあります。優しく引き出してください。
リューズ曲がりを防止するために、腕から時計を外して操作してください。
優しく操作することで、リューズへの負担を軽減できます。

手巻き：　リューズ通常位置で、上方向回転

ゼンマイの巻上げは、ゆっくり丁寧にリューズを上方向に回してください。
 

時刻合わせ：　リューズを引いて、上方向回転

日付早送り：　早送り機能はありませんので、時刻合わせで調整

状態

こちらはオーバーホールと外装仕上げ済みです。
文字盤はリダンです。
風防交換済みで、文字盤の視認性良好です。

ケースに目立つような傷はありません。
裏蓋は小さい凹みがありますが、他は磨きで取り切れない小傷程度です。

古い年代のため、非防水です。
雨の日や暑い日の着用を避けてご使用ください。
 

衝撃や磁気にも気をつけてお使いください。