1964年製のセイコー チャンピオン860です。

セイコーチャンピオンは、当時の準高級機「クロノス」の後を引き継ぎ登場したシリーズです。
1960年代前半に多彩なバリエーションが発売されました。
1960年～　チャンピオン（ノンデイト）
1962年～　チャンピオン カレンダー（日付表示）
1963年～　チャンピオン 850（ノンデイト）
1963年～　チャンピオン 860（850に日付表示）

こちらのモデルはステンレスメッキ製のケースです。

文字盤は放射仕上げが施され、美しい陰影が出ます。
インデックスは細長いバーでスタイリッシュな印象です。

シンプルで上品なアンティークウォッチをお探しの方にオススメです。

操作方法

手巻き：　リューズ通常位置で、上方向回転

ゼンマイの巻上げは、ゆっくり丁寧にリューズを上方向に回してください。
巻き始めはリューズを回しても軽く感じますが、巻き上がってくると重くなってきます。
手巻きの時計は、巻き止まりの状態で無理に巻くとゼンマイが切れます。ご注意ください。

リューズの引き方：　ケースとリューズの間に爪を差し込んで、優しく引き出す

リューズを強く引くと抜けるおそれがあります。優しく引き出してください。
リューズ曲がりを防止するために、腕から時計を外して操作してください。
優しく操作することで、リューズへの負担を軽減できます。

時刻合わせ：　リューズを引いて、下方向回転

秒針は止まりません
 

日付早送り：　リューズを引いて、時刻合わせで『21時～24時』を往復

１）午前午後の確認をします
　　12時まで針を動かしてください。

　　日付が変わった場合は夜の12時です。変わらない場合は昼の12時です。

２）24時まで針を動かすと次の日付が表示されます。その後、21時まで針を戻してください。

３）24時まで針を進めてください。
　　日付が1日進んだことを確認してください。

この繰り返しで、日付を1つづつ早送りできます。
ムーブメントへの負担を軽減するために、ゆっくり操作を行ってください。

状態

こちらは当店でオーバーホール済みです。

ベルトは新品（純正品）に交換済みで、気持ちよくご使用いただけます。

リューズ操作スムーズです。

文字盤に焼け汚れがあります。
ケースは傷とメッキ剥がれ、裏面に削れがあります。

古い年代のため、非防水です。
雨の日や暑い日の着用を避けてご使用ください。
衝撃と磁気もご注意ください。