1974年製『IWC』の希少な18金無垢ケース、手巻きモデルです。

18金無垢モデルで、裏蓋内側にはゴールドの純度を示す”18K 0.750”、ホールマーク、シリアルナンバーと型式の刻印があります。

文字盤は放射仕上げで、繊細な線が浮き上がり高級感があります。
文字盤12時位置には筆記体の『International Watch Co』表記で、アンティークらしい雰囲気を醸し出しています。
インデックスはローマ数字、針は黒色で視認性が良いです。

搭載しているムーブメントは、手巻きの『Cal.423』です。
『Cal.423』はCal.403（Cal.854ベース）から秒針を省略した２針用手巻きムーブメントです。
ブリッジを大きく分割した、IWCらしい見栄えを備えています。
※地板交換に伴いキャリバー番号とシリアル番号が変わっています。（元の地板が付属します）

リューズは直径が4.7mmで、しっかり掴みやすく操作性が高いです。
手巻きモデルのリューズにありがちなフチの磨滅があまりなく、綺麗な状態を保っています。

ケース直径は31mmでメンズサイズとしては小ぶりです。
アンティークのドレスウォッチをお探しの方にオススメです。

操作方法

手巻き：　リューズ通常位置で、上方向回転
 

リューズの引き方：　ケースとリューズの間に爪を差し込んで、優しく引き出す

リューズを強く引くと抜けるおそれがあります。優しく引き出してください。
リューズ曲がりを防止するために、腕から時計を外して操作してください。
優しく操作することで、リューズへの負担を軽減できます。

時刻合わせ：　リューズを引いて、リューズ上方向に回転

状態

こちらは当店でオーバーホールと外装仕上げ済みです。

風防は小傷がありますが、文字盤の視認性良好です。

ベルトはCASSIS製の新品に交換済みで、気持ちよくご使用いただけます。
尾錠は純正（ステンレススチール製）です。ツク棒に傷劣化があります。

18金無垢はステンレスより柔らかいため、ラグに大きい負荷がかかると曲がるおそれがあります。
ベルトはきつく締めないことをオススメします。

文字盤は製造年からすると綺麗な個体です。

パッキンが使用されていない完全非防水のドレスウォッチです。
雨の日や暑い日の着用を避け、水気、湿気に注意してご使用ください。
衝撃と磁気もご注意ください。