2010年発売のグランドセイコー『SBGR055』です。

グランドセイコーの自動巻きモデルは、1960年代～1970年代にかけて製造されました。
1970年代のクォーツ台頭により、機械式のグランドセイコーは一時生産中止。
その後20数年の時を経て、高精度化技術を投入した機械式のグランドセイコーが誕生しました。

SBGR055はリューズガード付きのシリーズです。
9S55 メカニカルムーブメント搭載モデルが、9S65 メカニカルムーブメント搭載モデルとしてリニューアルされました。
持続時間が約50時間から約72時間にアップグレードされ、裏蓋がスケルトン仕様になりました。
裏蓋のガラスには透かしの「獅子の紋章」があしらわれています。

存在感のあるリューズガードは手首に不快感を与えないよう、デザイン・仕上げにこだわって製造されています。
腕につけた瞬間から強い存在感を放ちます。

文字盤は縦方向の筋目と光沢仕上げが施されています。
光の当たり方によって繊細な模様が浮かび上がる凝った仕上げになっています。

ガラスはサファイアガラスで傷が付きにくいメリットがあります。

ムーブメントは、持続時間約72時間（最大巻上げ時）の手巻き『キャリバー9S65』を搭載しています。（新品時点）
秒針停止機能、日付表示、日付早送り機能付きで実用性が高いです。

リューズはねじ込み式で直径5.5mmあり、操作しやすいです。

同世代のグランドセイコーは丸みを帯びたデザインが多いですが、SBGR055の平面で構成されたスタイリッシュなケースデザインが好きな方にオススメです。

新品定価：451,500円

操作方法

リューズねじ込み解除：　リューズ通常位置で、下方向回転

リューズのねじ込み具合も良好です。
リューズをねじ込む際はねじ山を潰さないよう、ねじ込める箇所を丁寧に探し、ゆっくりとねじ込んでいただくことをお勧めします。

手巻き：　リューズのねじ込みを解いて、リューズ通常位置で上方向回転

リューズの引き方：　ケースとリューズの間に爪を押し込み、テコのように動かす

腕から時計を外して、操作してください。
優しく操作することで、リューズへの負担を軽減できます。

時刻合わせ：　リューズ二段引きで、下方向回転

秒針が止まります

日付早送り機能：　リューズ一段引きで、上方向回転

時計が『22時～翌1時』を指している時に早送り操作を行うと故障します。
早送りを行う場合は時刻を6時あたりに合わせてから行うことをオススメします。

状態

こちらの時計はメーカーにて2022年10月にコンプリートサービス、2025年2月にねじ込みリューズとパッキンの交換、防水テスト済みです。

ブレスレットはグランドセイコー純正で、腕回り最長194mmまで対応できます。

全体的に目立つようなキズがなく綺麗な状態です。

磁気と衝撃にご注意ください。