国産最高峰グランドセイコーのセカンドモデル（57GS）で、非常に珍しい18金無垢モデルです。

グランドセイコーのセカンドモデルは、ファーストモデルから4年後の1964年に製造開始されました。
ファーストモデルと比較すると、日付表示（早送り機能付き）が追加されました。
ケース裏蓋にねじ込み式のスクリューバックを採用しており、50m防水（製造当時）仕様を実現。
ラグを太く設計したことで耐久性が向上しており、存在感があります。

こちらの個体は1964年製で、文字盤はChronometer表記がある前期型です。
セカンドモデルの金色ケースでChronometer表記の文字盤は、金無垢仕様の5722-9000の前期型でしか見られないため、特別感があります。
（キャップゴールド仕様の5722-9010は1966年製造開始のため、Chronometer表記の文字盤を持つものはありません）
鏡面仕上げされた多面カットの時針・分針・インデックスが、上品な輝きを放ちます。

ムーブメントはCal.5722BでGS規格（セイコー独自の性能規格）を合格したムーブメントを搭載しています。

希少性と美しい外観を兼ね備えた、特別な一本です。

Cal.5722Bの操作方法

手巻き：　リューズ通常位置で、上方向回転

時刻合わせ：　リューズ2段引きで、下方向回転

日付早送り：　リューズ1段引きで、下方向回転

時計が『21時～翌3時』を指している時に早送り操作を行うと故障します。
早送りを行う場合は時刻を6時あたりに合わせてから行うことをオススメします。

状態

こちらの時計はオーバーホール済みです。

リューズと風防は純正未使用品に交換済みで、目立つ傷がない綺麗な状態です。

革ベルトは新品純正品に交換済みで、気持ちよくご使用いただけます。

文字盤は小さな汚れ、薄いスレ傷程度で、比較的綺麗な個体です。
ケースは小傷、点状の傷があります。
ラグは少し削れがあります。（社外ブレス着用による削れ）
裏蓋は薄く社外刻印跡があります。（画像4枚目ご参照ください）